こんにちはアラフィフみつです。
浅草にはちょくちょく行くのですが、今回は初めて「すべての願いが叶う」と言われている「待乳山聖天」へ行ってきました。浅草寺から徒歩約10分です。
お供え物がまさかの「大根」でビックリしました。御朱印もいただいてきました。
浅草寺だけじゃない!浅草のパワースポット「待乳山聖天」
浅草といえば「浅草寺」が有名ですが、実はもうひとつ訪れてほしい強力なパワースポットがあります。それが、「待乳山聖天(まつちやましょうでん)」の通称で知られる「待乳山本龍院(まつちやま ほんりゅういん)」です。
待乳山本龍院は、浅草寺の支院のひとつで、ご本尊は観喜天(かんぎてん)=聖天(しょうでん)さま。聖天とはヒンドゥー教の象の神様「ガネーシャ」に由来しており、日本では密教と共に弘法大師(空海)によって広められたとされています。
創建はなんと推古天皇の時代、西暦596年。聖徳太子と同時代に建立されたという古い歴史を持っています。東京の下町・浅草に、そんなにも古いお寺があることに驚く方も多いのではないでしょうか?
この待乳山聖天は、「身体健全」「夫婦和合」「商売繁盛」などのご利益があるとされ、古くから多くの人々に信仰されてきました。
待乳山聖天 大根を供える?ユニークなお参りの作法
待乳山聖天の最大の特徴ともいえるのが「大根をお供えする」というお参りの作法です。
初めて訪れた方は、大根を持って歩いている人を見て驚くかもしれません。実際、私もそうでした。境内では、大根が300円で販売されており、私たちも持ち合わせの大根が無かったので、その場で購入してお供えすることに。
なぜ大根なのかというと、大根には「健康」「良縁」「縁切り」の意味が込められているそうです。お供えすると、お祈り済の大根を授かることができます。ありがたく持ち帰り、自宅でいただきました。
また、境内の鳥居にも注目です。「両部鳥居(りょうぶとりい)」という珍しい形式で、本柱を支える柱が4本あり、「井」の字のような構造をしています。これは、神仏習合の象徴で、密教の金胎両部を表しているといわれます。厳島神社の鳥居も同じ形式ですね。
本殿の撮影は禁止されていますが、実際に中に入ると、大根が山積みになっており、信仰の厚さが感じられます。
待乳山聖天は絶景も楽しめる高台の癒しスポット
待乳山聖天は少し高台に位置しており、浅草寺から徒歩約10分。
隅田川沿いを歩いてアクセスするルートは、散策にもぴったりです。私たちも浅草寺に参拝してから、川沿いをのんびり歩いて向かいました。
敷地内はバリアフリー対応も整っていて、無料のロープウェイ(階段昇降機)も完備。高齢者や足の不自由な方でも安心して訪れることができますね。
待乳山聖天の境内の庭園はとても整備されており、静かで落ち着いた雰囲気。ここから見る東京スカイツリーの景色はとても美しく、写真スポットとしてもおすすめです。
ちなみに、待乳山聖天は「日本三大聖天」のひとつでもあります。あとの二つは、埼玉県熊谷市の「妻沼聖天山」、奈良県生駒市の「生駒聖天」。いずれも、強力なパワースポットとして知られています。
浅草を訪れる際は、ぜひこの静かなパワースポット「待乳山本龍院」にも足を運んでみてください。きっと心がすっと浄化されるような体験ができるはずです。
また、御朱印もいただくことができます。今回、私は書置きをいただいたのですが、御朱印帳を持っている方は、ぜひ記念にいただいてみてください。