こんにちは。アラフィフみつです。
2025年3月、3泊4日のツアーで中国・西安へ行ってきました。
西安といえば真っ先に思い浮かぶのは兵馬俑。でも実際に行ってみると、西安は兵馬俑だけではありませんでした。
空海が密教を学んだ青龍寺、西遊記の三蔵法師のモデル・玄奘ゆかりの大雁塔、遣唐使が訪れた唐の都。そしてビャンビャン麺などの西安グルメまで、実際に訪れた場所をまとめます。
西安はかつて唐の都「長安」だった街
現在の西安は高層ビルも建つ大都市ですが、かつては「長安」と呼ばれ、唐の都として栄えました。日本からも遣唐使が海を渡って長安を目指しています。西安を歩いていると、空海、阿倍仲麻呂、玄奘三蔵など、日本で名前を聞いたことのある人物につながる場所が次々に出てきます。
教科書や物語の中で知っていた人物が「ここにいたんだ」と思うと、西安観光がぐっと面白くなりました。
西安観光の定番「兵馬俑」|平日でも大混雑!
西安に来たら、やっぱり外せない兵馬俑。
秦の始皇帝の陵墓を守るためにつくられたとされる兵士や馬の俑が並ぶ光景は、一度は実際に見てみたかった場所です。
行ってみて驚いたのが、混雑ぶり!
私が訪れたのは平日の午前中でしたが、展示の前は人、人、人。
兵馬俑を見に来たのか、人の頭を見に来たのか……と思うくらい(笑)。
こんなに混んでるのに「今日は空いている方」と聞いて、これで空いているの?と驚きました。

入場時にはパスポートの確認もありました。ホテルに置いてこないよう注意です。
兵馬俑の混雑や実際の入場方法、ツアーで訪れた様子はこちらに詳しくまとめています。
▶兵馬俑をツアーで観光|混雑・入場方法・アクセス
空海が密教を学んだ西安「青龍寺」
西安で日本とのつながりを感じた場所のひとつが青龍寺です。

日本では弘法大師として知られる空海は、804年に遣唐使船で唐へ渡りました。
空海がたどり着いたのが、当時の都・長安。現在の西安です。
青龍寺で空海は高僧・恵果と出会い、密教を学びました。
後に空海が帰国後、日本で真言宗を開くことにつながっていきます。

「弘法大師」という名前は日本のあちこちで目にしますが、その空海が海を渡ってここまで来て学んでいたと思うと、日本のお寺で見るのとはまた違った感じがします。
空海と青龍寺については、別の記事で詳しく紹介します。
▶西安・青龍寺|空海が密教を学んだ長安の寺へ
大雁塔|「西遊記」の三蔵法師は実在した人物

もう一人、西安で日本人にもなじみのある人物が玄奘三蔵です。「西遊記」の三蔵法師のモデルになった実在の人物です。
玄奘は唐の時代にインドへ渡って仏教を学び、多くの経典を長安へ持ち帰りました。
その経典や仏像などを収めるためにつくられたのが大雁塔です。
三蔵法師というと孫悟空、猪八戒、沙悟浄と旅をする「西遊記」のイメージが強かったので、実在した玄奘につながる場所が目の前にあるのは面白かったです。
西安では空海が日本から唐へやってきて、玄奘は唐からインドへ向かった。
目的や時代は違いますが、仏教を学ぶために国境を越えた人たちの足跡が同じ街に残っているんですよね。
大唐不夜城|西安の夜は想像以上に華やか
大雁塔周辺で夜に訪れたのが「大唐不夜城」。

夜になると街全体が華やかにライトアップされ、昼間に歴史遺産を見ていた西安とはまったく違った雰囲気になります。

唐の時代をイメージした街並みの中を歩くだけでも楽しい場所です。屋台も出ていて、西安名物の羊肉串なども並んでいました。
西安は歴史の街というイメージが強かったのですが、夜はかなり派手。
大雁塔と合わせて夜まで楽しみたいエリアです。
大唐芙蓉園|ライトアップされた夜景もきれい
大唐芙蓉園は、唐代の文化や庭園をテーマにした観光スポットです。

宮殿風の建物や池、橋などがあり、私が訪れた夜はライトアップされていました。
昼間は遺跡やお寺を巡って、夜はライトアップ。
3泊4日でも予定を詰め込んで楽しめる街でした。
大明宮・丹鳳門|遣唐使が訪れた長安を想像
大明宮は唐の皇帝が政治を行った宮殿で、当時の政治・文化・外交の中心でした。
実際に丹鳳門を見ると、とにかく大きい。

日本から海を渡ってやってきた遣唐使たちも、この長安を歩いたのだと思うと歴史を感じます。
空海も遣唐使の一員として唐へ渡っています。
西安では「中国の歴史」を見ているだけではなく、日本史で習った話までつながってくるのが面白いところでした。
阿倍仲麻呂の記念碑|日本へ帰れなかった遣唐使
興慶宮公園には阿倍仲麻呂の記念碑があります。

阿倍仲麻呂も遣唐使として唐へ渡った日本人です。
百人一首の、「天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも」で知られています。
唐で高い地位につき、帰国を試みたものの船が難破。最終的に日本へ戻ることなく唐で生涯を終えました。
遠い西安で日本人の名前が刻まれた碑を見るのは、不思議な感じがしました。
西安城壁|全長約14kmの城壁の上を歩く

西安の街を囲む城壁にも上がりました。実際に上がってみると、城壁の上が想像していたよりずっと広い!

全長は約14kmあり、城壁の上ではレンタサイクルも利用できます。毎年、城壁の上を走るマラソン大会も開催されているそう。
自称ランナーとしては、ちょっと参加してみたいです。
秦阿房宮遺跡へ行ったら……凧揚げ公園?

有名観光地だけではなく、秦の阿房宮があったとされる場所にも行きました。「遺跡」と聞いていたので、それなりのものを想像していたのですが…実際に行ってみると、ほぼ凧揚げ公園(笑)。遺跡を示す碑は、凧屋さんのそばにひっそりありました。
「え、これ?」という感じでしたが、こういう予想外の場所も旅の思い出。
西安に初めて行く人が優先して行く観光地ではないと思いますが、私はこういうところも面白かったです。
成陽博物館の漢の時代の兵馬俑

西安名物ビャンビャン麺|本場で食べてみた
西安で食べてみたかったもののひとつが、名物の「ビャンビャン麺」。最近、日本でもお店がたくさんありますね。

「ビャン」の漢字はものすごく複雑で、日本のパソコンで変換してもなかなか出てきません。57画もあるそうです。

私は街中にあるビャンビャン麺のお店で食べました。ファストフード店のような雰囲気で、若い人もたくさん。
幅広の太麺に、ラー油ベースのタレや肉、野菜などを混ぜて食べます。
西安で食べた料理はラー油がたっぷり使われているものが多く、見た目ほど辛くないものの、結構オイリー。このビャンビャン麺もかなり重めでしたが、幅広の麺とタレの組み合わせがクセになる味でした。
3泊4日で行って分かった|西安は兵馬俑だけじゃない
西安へ行く前は、やはり「西安=兵馬俑」というイメージが強くありました。実際の兵馬俑は圧巻でしたが、それ以外の西安も面白かったです。
特に印象に残ったのが、かつてここが唐の都「長安」だったこと。
空海が密教を学んだ青龍寺、玄奘ゆかりの大雁塔、遣唐使として長安へ渡った阿倍仲麻呂。日本で名前だけは知っていた人たちが、西安を歩くと一つの場所につながってきます。
これから西安へ行くなら、兵馬俑だけで終わらず、西安市内の観光にも時間を取ってみてください。


