イタリア旅行中に、ローマから高速列車を利用して憧れの水の都「ヴェネツィア(ベネチア)」へ日帰りひとり旅に行ってきました。 初めて訪れるベネチアは、駅を降りた瞬間に目の前に広がる運河の景色が感動的で、お天気にも恵まれた最高の1日となりました。 アラフィフひとり旅の私が実際に体験した、ローマからの鉄道アクセスや日帰りでも存分に楽しむための観光ポイントを詳しくご紹介します。
ローマからヴェネツィア(ベネチア)へ高速列車イタロで行く快適な移動術
ローマからベネチアへの移動は、イタリアが誇る高速列車の「Italo(イタロ)」や「Frecciarossa(フレッチャロッサ)」を利用するのが一般的です。
私は「Italo(イタロ)」を予約しました。予約方法はハードル高そうですが、意外と簡単です。
- 「Italo 公式サイト」にアクセス アクセスはこちら
- 出発駅・到着駅・日付・人数を入力
- 列車と時間を選ぶ
- 座席クラスを選択
- クレジットカードで支払い
- メールでEチケットが届く(印刷不要、スマホ表示でOK)
英語サイトですが、やる事は簡単なので是非チャレンジを!
現地の駅でも切符は変えますが、快適な席は空いてない場合が多いそうです。
真っ赤な車体がスタイリッシュなイタロ。

車内は非常に清潔で座席も広々としており、アラフィフのひとり旅でも疲れを感じることなく移動できました。座席は事前に公式サイトで「Prima(プリマ)」などの少し上のクラスを予約しておくと、軽食やドリンクのサービスもあり、約4時間の移動時間が自分へのご褒美タイムになります。

列車は「Venezia Santa Lucia(ヴェネツィア・サンタルチア)駅」に到着します。一歩駅の外に出ると、目の前には「カナル・グランデ(大運河)」が広がっており、その光景はまるで映画のワンシーンのようです。

サンタルチア駅の目の前、大運河沿いに建つのがサン・シメオーネ・ピッコロ教会。
緑色の大きなドームが目印で、ヴェネツィアでは少し珍しい新古典主義様式の教会です。駅を出てすぐ目に入るため、「あ、ヴェネツィアに来た」と実感させてくれました!
ヴェネツィアは車が通らない島ですので、ここからの移動はすべて徒歩か船になります。私は駅を出てすぐの場所にある乗り場から、公共交通機関である水上バス「Vaporetto(ヴァポレット)」に乗り込み、ヴェネツィアならではの風を感じながら観光をスタートさせました。
ヴェネツィア(ベネチア)の水上バス ヴァポレットで巡る
イタリア・ヴェネツィアの公共水上バス「ヴァポレット」。市バスの水上版で市民の足です。
ヴァポレット乗り場(桟橋)でチケットを買い、改札機にタッチして入場し、並んで船が来たら乗船です。1回券・24時間券・48時間券などの乗り放題パスがります。ヴェネツィアは徒歩でも回れる街なので、私は1回券で都度乗りしました。
電車を降りてすぐ、ヴァポレットの1番線に乗ると、ヴェネツィアのメインストリートである大運河をゆっくりと進みながら、歴史的な建造物を眺めることができます。

ヴァポレットの1番線に乗り見えるのが、ヴェネツィア最古で、もっとも有名な橋「リアルト橋」。
16世紀末、木造橋の老朽化を受けて石造りで再建され、現在の姿になりました。
アーチの上には土産物店や宝飾店が並び、橋そのものが“通り”として機能しているのが特徴です。
ヴァポレット(水上バス)から橋の下をくぐる瞬間。
大運河をまたぐ巨大なアーチと、白い大理石の重厚感は、水上から見ると迫力が倍増します。
ヴェネツィア観光ではリアルト橋を「歩いて渡る」「船でくぐる」両方を体験したい名所です。
そしてサンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂の美しいドームが見えてくると、ヴェネツィアに来た実感がさらに高まります。

船の上から眺めるベネチアの街並みは、どこを切り取っても絵葉書のようです。
終点の近くにある「サン・マルコ広場」は、ヴェネツィア観光のハイライトと言える場所です。広場に建つサン・マルコ寺院の黄金に輝くモザイクや、精巧な装飾が施されたドージェ宮殿の美しさは、実際に目にするとそのスケール感に圧倒されます。広場周辺のカフェからは優雅な生演奏が聞こえてくることもあり、運河の向こうに見えるサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会の景色と共に、贅沢な時間を過ごすことができました。
ヴェネツィア(ベネチア)の迷路のような路地歩きと絶品シーフードパスタ
ヴェネツィアのもう一つの楽しみは、迷路のように入り組んだ路地や運河に架かる小さな橋を気ままに歩くことです。有名なリアルト橋周辺は賑やかですが、少し路地裏に入ると、静かな運河をゴンドラがゆったりと進む情緒あふれる光景に出会えます。


ヴェネチアの道は非常に複雑ですが、あえて地図を見ずに「迷子になること」を楽しむのが、大人のひとり旅の醍醐味だと感じました。

1792年に開場したヴェネツィアを代表するオペラ座フェニーチェ劇場。
「フェニーチェ」とはイタリア語で“不死鳥”という意味で、火災による焼失と再建を何度も繰り返してきた歴史から、この名が付けられました。外観は控えめながら、内部は金と赤を基調とした豪華絢爛な装飾です。昼間は見学ツアーもあり、オペラに詳しくなくても楽しめます。
ベネチア観光の最大の楽しみの一つは、やはり新鮮な海の幸を使ったグルメです。

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ランチには運河沿いの素敵なレストランを選び、ベネチアの名物料理である「イカスミのパスタ(Spaghetti al Nero di Seppia)」を注文しました。お皿に盛られた黒いソースは驚くほどコクがあり、イカの旨味が凝縮されていて、これまでのパスタの概念を覆すほどの美味しさです。
この濃厚なイカスミのパスタに合わせて、地元の「イタリア産白ワイン」も一緒にいただきました。
ヴェネト州を代表する白ワイン「ソアーヴェ(Soave)」です。魚介類と相性抜群です!
すっきりとした酸味と柑橘系の香りがイカ墨パスタに良く合います!
キリッと冷えた白ワインは、海の幸の香りを引き立ててくれ、歩き疲れた体に心地よく染み渡ります。ローマでの高額な食事の教訓を活かし、今回は店頭のメニューで価格を確認してから入店しました。運河を静かに行き交うゴンドラを眺めながら、美味しいお料理とワインを自分のペースで楽しむ時間は、ひとり旅だからこそ味わえる最高の贅沢だと感じました。
ヴェネツィア(ベネチア)観光を1日で満喫するための注意点とおすすめの服装
ローマからの日帰り観光で注意したいのは、ヴェネツィアの街はとにかく歩く距離が長くなるという点です。
石畳の道や階段状の橋が多いため、足への負担を考えて、スニーカーで行くのが正解です。また、日帰りの場合は帰りの列車の時間も気になりますが、主要な観光スポットはヴァポレットを上手に活用すれば効率よく回れます。
ヴェネツィアは海に囲まれているため、晴れていても急に風が冷たく感じることがあります。着脱しやすいストールや薄手の羽織ものを持っていくと安心です。また、人気のレストランは予約で埋まっていることも多いので、絶対に食べたいお店がある場合は事前にチェックしておくことをおすすめします。
ローマとは全く異なる「水上の迷宮」の雰囲気は、たった1日の滞在でも十分に心を満たしてくれる特別な体験となりました。
ローマから高速列車で数時間の移動をするだけで、全く別世界の美しさを持つヴェネツィアに出会うことができ、日帰りでも本当に行って良かったです。
初めてのヴェネツィア日帰りでしたが、行って正解でした! 皆さんもイタリア旅行の際は、少し早起きをして、きらめく水面に抱かれたヴェネツィアへ足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
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