フィレンツェ観光1日モデルコース!ローマから日帰り女子ひとり旅の満喫ガイド

タリア旅行の拠点であるローマから、高速列車に乗ってルネサンスの聖地「フィレンツェ」へ日帰りひとり旅に行ってきました。
フィレンツェを訪れるのは25年ぶり2回目でしたが、駅に降り立った瞬間に当時の記憶が鮮やかに蘇り、街の美しさが全く変わっていないことに深い感動を覚えました。
アラフィフの今だからこそ心に響く、フィレンツェの芸術と歴史を公共交通機関でスマートに巡る1日観光の様子を詳しくご紹介します。

ローマからフィレンツェへの鉄道アクセスと日帰り旅のコツ

ローマからフィレンツェへの移動は、イタリアが誇る高速列車の「Italo(イタロ)」や「Frecciarossa(フレッチャロッサ)」を利用するのが最も効率的で快適です。

ローマからベネチアへ向かう高速列車イタロ

私は「Italo(イタロ)」を予約しました。予約方法はハードル高そうですが、意外と簡単です。

「Italo 公式サイト」にアクセス アクセスはこちら

こちらの記事も参照に「ヴェネツィア(ベネチア)ローマから日帰り観光!アラフィフ女子ひとり旅のコツと鉄道アクセス」

ローマ・テルミニ駅からフィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ(SMN)駅までは、約1時間30分で到着します。運賃は予約時期や列車のクラスによりますが、片道で約3,000円から9,000円程度(20ユーロ〜60ユーロ前後)です。

フィレンツェ・SMN駅は主要な観光スポットが徒歩圏内に集まっているため、日帰りでも十分に満喫できるのがこの街の大きな魅力です。駅を出て10分ほど歩くと、街のシンボルである「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドゥオーモ)」が見えてきます。25年ぶりに目にするドゥオーモの白、ピンク、緑の大理石が織りなす繊細な外観はまさに圧巻で、その場に立ち尽くしてしまうほどの迫力がありました。

フィレンツェ ドゥオーモで「冷静と情熱の間」の世界とルネサンスの面影

フィレンツェのドゥオーモは正式名称、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂。まさにフィレンツェの象徴的建設物です。

フィレンツェのシンボル、ドゥオーモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)の美しい外観

フィレンツェのドゥオーモといえば、私世代の多くの方が映画や小説の『冷静と情熱のあいだ』を思い浮かべるのではないでしょうか?江國香織と辻仁成の小説で映画化されました。
冷静と情熱のあいだの主人公の順正とあおいが「10年後のあおいの30歳の誕生日に、フィレンツェのドゥオーモのクーポラで待ち合わせる」という約束を果たす物語の舞台です。

ブルネレスキが設計したフィレンツェ・ドゥオーモの巨大な赤いクーポラ(円蓋)

私にとって、25年前の記憶と重なり合うこの場所は、単なる観光地以上の特別な郷愁を感じさせてくれました。

フィレンツェのドゥオーモの周囲を歩きながら、ブルネレスキが設計した巨大な赤いドーム(クーポラ)を見上げると、当時の建築技術の素晴らしさに改めて驚かされます。

フィレンツェの街並みは25年前と変わらず、中世の趣をそのままに残しており、ひとり旅で静かに歩いていると、まるで自分も物語の登場人物になったかのような気分に浸れます。

フィレンツェ観光の目玉ウフィツィ美術館とアカデミア美術館

フィレンツェ観光の目玉は、何と言っても世界最高峰の美術館巡りです。
まずは「ウフィツィ美術館」を訪れ、レオナルド・ダ・ヴィンチの初期の傑作『受胎告知』や

ウフィツィ美術館に展示されているレオナルド・ダ・ヴィンチの傑作「受胎告知」

ボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』と再会しました。

ウフィツィ美術館の至宝、ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生

25年ぶりに見る本物の絵画は、色彩の透明感や筆致の細やかさが記憶以上に素晴らしく、大人になった今だからこそ理解できる芸術の深みに心を揺さぶられました。

美術館の外観も芸術そのもの。ルネサンス様式の柱や彫像が並ぶウフィツィ美術館の中庭は、まるで時代を超えて歩いているような感覚

続いて向かったのは「アカデミア美術館」です。

ここでの目的は、ミケランジェロの最高傑作『ダビデ像』です。

アカデミア美術館のハイライト、ミケランジェロの《ダビデ像》。その堂々たる姿に圧倒されながら、通路に並ぶ未完の囚人像

ダビデ像の前に立つと、その巨大さと、浮き出た血管や筋肉の躍動感あふれる描写に言葉を失います。

アカデミア美術館に立つミケランジェロ作の巨大なダビデ像

ウフィツィ美術館もアカデミア美術館も、チケットの事前予約は絶対に欠かせません。予約なしでは数時間待ちになることも珍しくないため、限られた日帰り観光の時間を有効に使うためには、必ず日本で予約を済ませておきましょう。

ィレンツェメディチ家の邸宅見学とランチの注意点

芸術を堪能した後は、フィレンツェの繁栄を築いたメディチ家の邸宅「メディチ・リッカルディ宮殿」へ足を運びました。

ルネサンスの歴史を感じさせる重厚なメディチ・リッカルディ宮殿の外観

ルネサンスの始まりを告げたこの邸宅の内部は、豪華な装飾と歴史の重みが共存しており、当時のメディチ家の絶大な権力と芸術への情熱を肌で感じることができます。特に「マギの礼拝堂」にあるフレスコ画は、宝石箱のような美しさで、ひとり旅でゆっくりと時間をかけて鑑賞するのに最適なスポットです。

フィレンツェでのランチについては、いくつか注意点があります。中心部の観光地にあるレストランは、お値段が少し高めに設定されていることが多いです。

私は今回、地元の人も利用する小さなお店でトスカーナ地方の伝統料理をいただきましたが、事前にお店の入り口にあるメニューで価格を確認することを忘れないでください。また、フィレンツェは石畳の道が多いので歩きやすい靴での観光をお勧めします。
適度にカフェで休憩を挟みながら、無理のないペースで歩くことが1日観光を楽しむ秘訣です。

25年ぶりに訪れたフィレンツェは、変わらぬ美しさと新しい感動を私に与えてくれた、本当に素敵な街でした。
ローマから高速列車を利用すれば、日帰りでもこれほど豊かに芸術と歴史に触れることができます。

皆さんもイタリアを旅する際は、ぜひローマから少し足を伸ばして、フィレンツェの街を自分の足で歩いてみてくださいね。