バチカン市国1日観光モデルコース!女子ひとり旅のコツと予約必須のバチカン美術館

イタリア・ローマ滞在中に、隣接する世界最小の国家「バチカン市国」を1日かけてゆっくりと満喫してきました。
アラフィフの私が実際に一人で歩いて感じた、公共交通機関でのアクセス方法や効率的な回り方のコツを詳しくシェアしますね。 歴史と芸術が凝縮されたバチカンの魅力を、女性一人でも安心して楽しめるポイントと共にお届けします。

ローマからバチカン市国へのアクセス チケットは事前予約を!

ローマ市街地からバチカン市国への移動は、公共交通機関の地下鉄(メトロ)A線を利用するのが一番分かりやすくて便利です。
「Ottaviano(オッタヴィアーノ)駅」で下車し、そこから美術館の入口までは徒歩で10分ほどでした。ローマの街並みを眺めながら歩いていると、バチカンの高い壁が見えてきて、いよいよ入国するのだという実感が湧いてワクワクします。

バチカン美術館の入口にある彫像と看板

バチカン観光で最も大切なポイントは、「バチカン美術館のチケットを事前に公式サイトで予約しておくこと」です。バチカン美術館公式サイトはコチラ

バチカン美術館の入場チケットと背後の観光客

当日券を求める列は想像を絶する長さになることが多いため、予約なしで行くのは少し厳しいかもしれません。事前予約があれば、バチカン美術館の入口にある専用列からスムーズに入場できます。チケットにはラファエロの「アテナイの学堂」が描かれていて、手にした瞬間から芸術の旅が始まる予感がしました。

バチカン美術館で見逃せない至宝とシステティーナ礼拝堂の注意点

バチカン美術館はとにかく広く、展示品の数も圧倒的です!まずは中庭の「ピーニャの中庭(松笠の中庭)」で一息つきながら、これから始まる芸術鑑賞に備えました。私が行った日はあいにくの雨模様でしたが、しっとりと濡れたバチカンの建物もまた趣があって素敵でした。

雨の日のバチカン美術館「ピーニャの中庭」の風景

バチカン美術館を歩いていると、「え、ここ通路じゃなかった?」と思うほど豪華な天井に出会います。

ヴァチカン美術館の八角形構図の天井に描かれた神話と寓意のフレスコ画

この天井は、八角形を中心に、ギリシャ・ローマ神話の世界が広がる装飾天井。
中央には神々や英雄たちの物語、
その周囲を彫刻のような人物や建築モチーフが取り囲んでいます。

ただの絵ではなく、まるで天井が抜けて空が見えているかのような“だまし絵”。
歩きながら見上げていると、「ここは美術館というより、もう異世界…」という気分になります。

バチカンは有名作品だけでなく、通路の天井すら主役級です笑

みんなが写真を撮ってる、筋肉美が素晴らしい「ベルヴェデーレのトルソ」

ヴァチカン美術館に展示されている古代ローマ彫刻ベルヴェデーレのトルソ

あのミケランジェロが「このトルソから人体表現を学んだ」と言ったほどの名作です。

そしてラファエロの間にある巨大な壁画

ラファエロの間に描かれたカール大帝の戴冠を表す歴史的壁画

「カール大帝の戴冠」です。
西暦800年、ローマ教皇がカール大帝に皇帝の冠を授けた瞬間が描かれています。宗教のトップである教皇と、政治のトップである皇帝。この絵は「信仰」と「権力」が結びついた歴史の象徴です。
“歴史ドラマを1枚にした絵”という印象でした。

そして、バチカン美術館のハイライトといえば「システティーナ礼拝堂」です!
ミケランジェロが描いた壮大な天井画や「最後の審判」は、一生に一度は見たい傑作です。
ここで一点注意したいのが、システティーナ礼拝堂内は完全に写真撮影が禁止されているという点です。
以前訪れた際には写真撮影も許可されていましたが…現在は厳格にルールが運用されています。
スマホはしまって、自分の目と心にその圧倒的なパワーを焼き付ける贅沢な時間を楽しみましょう。

バチカン聖地サン・ピエトロ大聖堂の圧倒的なスケールと広場の景観

バチカン美術館を堪能した後は、カトリックの総本山である「サン・ピエトロ大聖堂」へ向かいました。
大聖堂の内部に一歩足を踏み入れると、その巨大なスケールと黄金に輝く装飾に圧倒されます。

サン・ピエトロ大聖堂内部の豪華な天蓋とドーム

ベルニーニが手掛けた大天蓋(バルダッキーノ)や、天井のドームから差し込む光の美しさは、一人で静かに向き合うのに最高の場所でした。信仰の場所としての厳かな空気感に、自然と背筋が伸びるような思いがします。

大聖堂の外に出ると、有名な「サン・ピエトロ広場」が広がっています。

雨天のサン・ピエトロ広場と中央に立つオベリスク

中央に立つオベリスクを囲むように、巨大な列柱が腕を広げたような形で並んでいる景色は、写真で見るよりもずっと迫力があります。

バチカン周辺グルメと注意点

バチカン周辺には観光客向けのレストランが多いですが、少し歩いて住宅街の「プラティ地区」の方へ行くと、地元の人に愛される美味しいパスタ屋さんやジェラート店が見つかります。
ひとりでレストランに入るのが少し緊張するという方は、切り売りピザのお店もおすすめですよ。
また、バチカン市国は聖域ですので、服装チェックには注意が必要です。
ノースリーブや短いパンツ、ミニスカートなどは入場を断られる可能性があるため、肩や膝が隠れる服装にしましょう。

バチカン美術館や大聖堂内はとにかくたくさん歩きます。石造りの床は足に負担がかかりやすいので、履き慣れたスニーカーで行くことを強くおすすめします。雨の日でも建物内は楽しめますが、サン・ピエトロ広場などの屋外移動を考えて、軽量の折りたたみ傘を持っておくと安心です。

バチカン市国は、歴史や宗教、芸術が一つになった、世界でも類を見ない特別な場所でした。
事前予約と歩きやすい靴さえ準備すれば、アラフィフ女子ひとり旅でも心ゆくまでこの感動を味わうことができます。
皆さんもぜひ、ローマを訪れた際は公共交通機関を使って、この小さな大国へ足を運んでみてくださいね。