こんにちは、アラフィフみつです。
年末年始に6泊9日でトルコを旅してきました!(2024年12月〜2025年1月)
実は半年前から大人気のトルコドラマ『オスマン帝国外伝』にドハマり中。その世界観を満喫するため、歴史スポットや絶品グルメを巡る旅へ!
今回は、イスタンブールからバスで小旅行、エデルネの魅力をたっぷりご紹介します。
イスタンブールからエディルネへの行き方
エディルネ(Edirne)は、トルコ北西部に位置する歴史的な都市で、かつてオスマン帝国の首都だった場所です。イスタンブールからは約240kmの距離にあり、日帰りでも訪れることが可能です。
実際私たちも日帰りで旅しました。
◆エディルネへの行き方◆
最も一般的な移動手段は長距離バスです。
長距離バス(オトガル発着)
- 所要時間:約2時間半~3時間
- 料金:片道約300~400トルコリラ(約13~18ユーロ)
- 出発地:イスタンブールの「エセンレル・オトガル(Esenler Otogar)」
- バス会社:Metro Turizm、Kamil Koç、Nilüferなど
- チケットの購入方法:
- 事前に各バス会社の公式サイトまたは「Obilet」「Biletall」などオンライン予約サイトで購入可能
- バスステーションで当日直接購入も可能だが、人気の時間帯は事前予約推奨
私たちはエディルネに行く2日前に、バスチケットをバス会社に行って事前に購入しました。
バス会社での購入方法は、エセンレル・オトガル駅を出てすぐ、バス会社のブースが並ぶエリアへ向かいます。
バス会社のブースがたくさんあるので、最寄りのMetro社のブースで「エディルネ行きのチケット売り場はどこですか?」と確認。
その案内に従って、エディルネ行きのバスチケットを販売しているブースへ行き、紙のチケットを購入しました。
事前にチケットを購入しておくと、当日スムーズに移動できるのでおすすめです!
バスに乗ると、「コロンヤ」(柑橘の香りの消毒薬)を手に吹き付けてくれます。
コロナとは関係なしに昔からの風習です。
エデルネのバスステーションは市街地から離れているので、長距離バスを降りたらミニバスに乗り換え市街地へ向かいます。帰りも市街地からバスでバスステーションへ。
エディルネの象徴 セリミエモスク
エディルネといえば、トルコ屈指の美しいモスク「セリミエモスク(Selimiye Camii)」が有名です。
このモスクは、オスマン帝国第11代スルタン、セリム2世の命によって建設されました。
セリム2世はドラマ「オスマン帝国外伝」でもおなじみのスレイマンとヒュッレムの次男です。
セリミエモスクは建築家ミマール・シナンの最高傑作と称されています。彼は「人生で最高の作品」と誇り、今でもその美しさは世界遺産にも認定されています。イスラム教では人の像を作らないとドラマ「オスマン帝国外伝」で言っていたのですが、エデルネのセリミエモスクの前にはミマール・シナンの像がありました。
セリミエ・モスクの特徴
- 高さ約83mのミナレット(尖塔):トルコ国内でも特に高く、遠くからでも一目でわかる
- 壮麗な中央ドーム:直径約31mの大ドームは、スィナン建築の最高技術が詰まっている
- モザイクと装飾:華やかなイズニックタイルやカリグラフィーが美しい
生憎、私たちがセリミエモスクに伺った時は工事中で、中央ドームを拝見することができませんでした。残念です。
セリミエ・モスク
拝観時間:9:00~18:00(礼拝時間を除く)
入場料:無料
オスマン帝国の黄金期を象徴するセリミエモスクは、「オスマン帝国外伝」好きでなくとも、建築好きや歴史好きには必見のスポットです。
エディルネ宮殿はオスマン帝国外伝にもたびたび登場!
オスマン帝国の宮廷を描いたトルコドラマ「オスマン帝国外伝」の中で、スルタンや王族たちが度々訪れた場所がエディルネ宮殿(Edirne Sarayı)です。スレイマンの時代には、夏の避暑地や狩猟のための宮殿として使用されました。
エディルネ宮殿の歴史
エディルネ宮殿は、メフメト2世によって15世紀に建設されました。オスマン帝国がイスタンブールに遷都する前の拠点として使われ、後に歴代スルタンが狩猟や戦略会議のために滞在する宮殿となりました。
しかし、18世紀以降は徐々に衰退し、19世紀の露土戦争(ロシア・トルコ戦争)中に大きな損傷を受けてしまいます。
王族たちがエディルネ宮殿を訪れるシーンは、「オスマン帝国外伝」でも描かれています。
エデルネの中心地から徒歩で約15分、こんな道を歩いていきます。
エディルネ宮殿ですが、2024年12月に訪れた際には改修工事中で遠くから写真を撮ることしかできませんでした。残念です。
トルコ料理 エディルネ名物・レバー唐揚げ(Ciğer Tava)
エディルネを訪れたら、絶対に食べたい名物料理が「Ciğer Tava(レバー唐揚げ)」です。
◆Ciğer Tava(レバー唐揚げ)とは?◆
これは、牛や羊のレバー(肝臓)を薄切りにして揚げた料理で、カリカリの食感とスパイスの効いた味付けが特徴です。エディルネでは、トルコ全土でも特に美味しいレバー料理が味わえることで有名です。
エデルネではいろいろなお店で提供しています。
お店によりますが、このレバー料理は一皿、約150~200トルコリラ(約6~9ユーロ)です。
レバーが苦手な友人も、ここのレバー唐揚げは意外と食べやすいと言っていました。
私はレバー大好きなので美味しくいただきました。
エデルネのエスキモスクのミナレットが珍しい螺旋
セリミエモスクの近くにあるエスキモスク。
エスキモスクのミナレット(塔)は螺旋(らせん)で珍しいです。もちろん、内部も素敵でした。