ウィーン女子旅 オーストリア ウィーングルメ 本場のシュニッツェルに感動!歴史あるワイン地下蔵と名物料理を満喫する日

今回は、オーストリアの首都ウィーンに行ったら絶対に外せない名物料理と、現地で愛される歴史ある名店を巡るグルメプランを体験してきました。 公共交通機関を上手に使って、冬ならではの贅沢なひとときを過ごした様子を詳しくお届けします。

音楽と美食の都ウィーン!絶対に食べておきたい名物料理

みなさんこんにちは!みつです。

音楽の都として知られるウィーンですが、実はウィーンは「食」の魅力も溢れる街なんです。街歩きをしていると、歴史ある建物の中に素敵なレストランやカフェが並んでいて、どこに入ろうか迷ってしまうほど。まずは、ウィーンを訪れたらぜひ味わってほしい代表的な料理をご紹介しますね。

ウィーングルメ オーストリアを代表する名物料理

  • ウィーナー・シュニッツェル:仔牛の肉を薄く叩いて揚げたカツレツで、ウィーン料理の王様です。
  • タフェルシュピッツ:牛肉を香味野菜と一緒にじっくり煮込んだ料理で、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世が愛したことでも有名です。
  • グヤーシュ:牛肉とパプリカを煮込んだシチューのようなお料理。冬の冷えた身体を温めるのにぴったりです。
  • ザッハトルテ:チョコレートケーキの王様。ウィーンはスイーツの歴史も深く、カフェ文化が根付いています。
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シュニッツェルの名店 幸運を呼ぶ「白い煙突掃除屋」

今回、食事を楽しんだのは「Zum Weißen Rauchfangkehrer(ツム・ヴァイセン・ラウフファングケーラー)」。

テーブルに置かれた、白い煙突掃除屋の形をした小さな幸運のラッキーチャーム

1848年創業の歴史あるレストランで、店名は「白い煙突掃除屋」という意味があります。ウィーンでは、煙突掃除屋さんに会うと幸運が訪れると言われているんですよ。テーブルには可愛らしい煙突掃除屋さんのチャームが置かれていて、座るだけで幸せな気持ちになれました。

ツム・ヴァイセン・ラウフファングケーラー演出も味も素晴らしいコース料理

ウィーングルメ。ウィーンの伝統を詰め込んだコースをいただきました。

まず驚いたのはスープのサーブです。お皿には具材だけがセットされて運ばれてきます。

目の前で温かいスープをお皿に注いでくれる前のおさら

そこにその場で温かいスープをボウルから注いでくれます。冬のウィーンで、目の前で湯気が立ち上る演出は最高のおもてなしでした。

目の前で温かいスープをお皿に注いでくれる、丁寧なレストランサービスの様子

これはオーストリアの秋から冬にかけての定番、Kürbiscremesuppe(キュルビス・クレーメ・ズッペ/かぼちゃのクリームスープ)です。
「パンプキンシード」と「パンプキンシードオイル」を垂らして食べるのが本場シュタイアーマルク州流のスタイルです。

クルトンとナッツが盛り付けられた、ウィーンのレストランの新鮮なサラダ

新鮮な葉野菜にクルトンとナッツが添えられたサラダは、食感のアクセントが楽しく、ドレッシングも上品で食欲をそそります。これは Vogerlsalat(フォーゲル・ザラート) と呼ばれる、ノヂシャ(マーシュ)のサラダです。ノヂシャのサラダはオーストリアでは非常に人気があるそうです。カリカリのクルトンやベーコン、ジャガイモを添えた伝統的なスタイルだそうです。

そして登場したのが、大きなヴィーナー・シュニッツェル(Wiener Schnitzel)!外はサクサクの衣で、中のお肉は驚くほどしっとりと柔らか。

老舗レストランで提供された、お皿を覆い尽くすほど大きなウィーナー・シュニッツェル

仔牛肉を叩いて薄く伸ばし、きめの細かいパン粉をつけて揚げ焼きにした「ウィーン風カツレツ」です。お皿からはみ出るほどの大きさが本場のスタイルです。レモンをたっぷりと絞り、さっぱりといただくのが一般的です。ここのシュニッツェルは、ラードで揚げ焼きにされるため、衣がふわっと波打つように仕上がるのが特徴です。

本場の味はやはり格別ですね。

音楽とワインに酔いしれる「エスターハージーケラー」!地下空間で楽しむウィーンワイン

美味しい食事の後は、さらに歴史を深掘りするためにワイン店へと足を伸ばしました。向かったのは、名門貴族エスターハージー家ゆかりの「Esterházykeller(エスターハージーケラー)」です。

エスターハージーケラーはタイムスリップしたような地下空間

地下鉄U3線「Herrengasse(ヘレンガッセ)駅」からすぐの場所にあります。 地下に降りていくと、そこにはレンガ造りの重厚なアーチが続く、まるで迷宮のような空間が広がっていました。ここはかつて、トルコ軍の包囲から街を守るための防空壕としても使われた歴史があるそうです。

音楽とワインで過ごすウィーンの夜

エスターハージーケラーの醍醐味は、なんといっても「シュランメル音楽」の生演奏です。 バイオリンとアコーディオンを持った演奏家たちがテーブルを回り、陽気なメロディを奏でてくれます。

エスターハージーケラーのレンガ造りの店内で、バイオリンとアコーディオンを演奏する二人組

冬の地下蔵は 外の寒さを忘れさせてくれるような温かい雰囲気です。ウィーン近郊で造られた白ワインを傾ける時間は、まさに大人の贅沢。音楽に合わせて人々が笑い合い、ワインを楽しむ様子は、ウィーンの豊かな文化そのものでした。

冬のウィーンで体験した美食の旅、いかがでしたか? 歴史ある「白い煙突掃除屋」での心温まるおもてなしと、地下蔵で響く音楽の調べは、私の旅の中でも特に輝く思い出となりました。

ウィーンの街は公共交通機関が非常に発達しているため、地図を片手に地下鉄や路面電車を乗り継ぐだけで、こうした素敵な名店に簡単にアクセスすることができます。 伝統的なシュニッツェルでお腹を満たし、歴史あるワインケラーで現地の文化に浸る一日は、ウィーンの魅力を最大限に感じられるプランです。 この素晴らしい「食」と「音楽」の時間をぜひ体験してみてください。