こんにちは、アラフィフみつです。
「幸せの国」として知られるブータン。日本からの直行便はなく、入国にはビザや観光税が必要ですが、それでも一度は訪れてみたい魅力あふれる国です。今回は首都ティンプーからプナカへ向かう山道、ブータンの旅で印象に残った天空の絶景スポット「ドチョラ峠」をご紹介します。
ブータン ドチョラ峠は 標高3140mの天空スポット 煩悩の数108の仏塔
ドチョラ峠は「天空の峠」とも呼びたくなるような場所で、訪れる人の心を静かに癒してくれます。
この峠では、天気が良ければ7000m級の山々を見る事ができます。
天気が良ければ、この仏塔越しにヒマラヤの名峰・ガンカーブンスム(ブータン最高峰、標高7570m)などの7000m級の山々が連なる絶景が見えるのだとか。
私の滞在中はあいにく全貌を見ることはできませんでしたが、霧の中からわずかに顔を出す山々は幻想的で、かえって神秘的な美しさがありました.
ドチョラ峠には108の仏塔が建っています。2003年にブータン第4代国王の母君が戦没者の鎮魂と国の安寧を願って建立したものです。
こんな山の上(標高3140m)に煩悩の数に合わせて建てられた108の仏塔(チョルテン)。
一基一基が祈りを込めた手仕事で作られ、訪れる人の信仰心を静かに呼び起こします。ブータンでは仏塔を時計回りに回りながら祈りを捧げるのが伝統で、私も手を合わせ、心の中で感謝の気持ちを伝えました。
白く美しい仏塔が青空の下に整然と並ぶ姿は、まさに神聖で荘厳。私が訪れた日は少し雲が多く、ヒマラヤの高峰たちはうっすらとしか見えませんでしたが、それでも十分に息を呑む景色でした。空気はひんやり澄み、胸いっぱいに吸い込むたび、心が洗われるような感覚に包まれます。
ドチョラ峠に向かう道にはチベット仏教の5色の旗、タルチョが見えました。
この旗を見ると、あーチベット山脈に来た!って感じになります。
ブータン ドチョラ峠で絶景とお茶を楽しむ 標高3140mの天空スポット
ドチョラ峠には小さなカフェがあり、仏塔を眺めながらお茶や軽食をいただけます。
このカフェの内装が素敵です!中央のストーブ、かわいいです。(私は初夏に訪れたので、ストーブは非稼働でした。)
私もガイドさんに誘われて立ち寄り、温かい紅茶を注文しました。
ドチョラ峠、標高3140m、澄んだ空気と静寂に包まれた中でいただくお茶は、旅の疲れを癒す格別の味。是非、カフェに立ち寄ってみてください。
しかし、さすがに標高3140m!私は少し頭痛がしました。
ドチョラ峠の散策、高山病に注意してゆっくり動いてくださいね。
観光名所を巡るだけでなく、こうして景色と向き合い、静かに一服する時間こそがブータン旅行の醍醐味かもしれませんね。ぜひドチョラ峠を訪れる際は、仏塔とヒマラヤの絶景、そして温かなお茶をセットで楽しんでくださいね。
ブータンのは豊かな自然や文化を体感できるおすすめのスポットばかり。
これから訪れる方の参考になれば幸いです。