【モロッコ】マラケシュ観光ガイド!マジョレル庭園の予約やフナ広場の歩き方

モロッコ南部に位置する「赤い街」マラケシュは、エキゾチックな魅力と活気に満ちた都市です。
ジャマ・エル・フナ広場の熱気から、イヴ・サンローランが愛した静寂の庭園まで、公共交通機関と徒歩で巡る女子一人旅の体験記をお届けします。マラケシュ観光の王道スポットと、現地で役立つ注意点を詳しくまとめました。

ジャマ・エル・フナ広場での食べ歩きと大道芸を楽しむコツ

マラケシュの心臓部とも言えるのが、世界遺産にも登録されている「ジャマ・エル・フナ広場」です。 夕暮れ時になると広場には緑の屋根の屋台がずらりと並び、スパイスの香りと活気ある呼び込みの声が響き渡ります。まさにモロッコで最も刺激的な場所と言えるでしょう。

モロッコ・マラケシュの中心地、ジャマ・エル・フナ広場

広場にはコブラ使いや猿回しなどの大道芸人がたくさんいますが、遠くから眺める分には楽しいものの、近くで写真を撮ったり立ち止まったりするとチップ(お金)を要求されるので注意が必要です。私は少し離れた場所から、コブラ使いを見物して楽しみました。

マラケシュのジャマ・エル・フナ広場の名物、笛の音に合わせて首をもたげるコブラと、それを取り囲む大道芸人の風景

グルメで外せないのは、広場名物の「オレンジジュース」です。数多くの屋台があり、番号で呼ばれるのが面白いところ。一杯4ディルハム程度(約60円)で、絞りたてのフレッシュな味を堪能できます。また、勇気がある方はモロッコのソウルフード「カタツムリスープ(バブーシュ)」にも挑戦してみてください。少しスパイシーなハーブの香りが癖になりますよ。

モロッコ・マラケシュの中心地、ジャマ・エル・フナ広場に並ぶ緑の屋根の屋台と賑わう群衆

メディナ(旧市街)内の観光は基本的に徒歩がメインですが、広場周辺は非常に道が入り組んでいるため、目印となるミナレット(塔)の位置を確認しながら歩くのがポイントです。

イヴ・サンローランが愛した青の世界!「マジョレル庭園」の予約とアクセス

マラケシュ観光で私が一番楽しみにしていたのが、新市街にある「マジョレル庭園」です。

マジョレル庭園にある、鮮やかなマジョレル・ブルーの建物と巨大なサボテンの美しいコントラスト
ここはフランス人画家のジャック・マジョレルが造り上げ、後にファッションデザイナーのイヴ・サンローランが修復した場所として知られています。 「マジョレル・ブルー」と呼ばれる深く鮮やかな青色と、世界中から集められた多種多様なサボテンが生み出す色彩のコントラストは、言葉を失うほどの美しさです。

  • アクセス:メディナ中心地やフナ広場からは、小型タクシーの「プチタクシー」を利用して約10分程度で到着します。料金は事前に交渉が必要ですが、20〜30ディルハム前後が目安です。
  • 入場料と予約:庭園への入場料は約165ディルハムです。併設されたベルベル博物館やイヴ・サンローラン美術館とのセットチケットもありますが、非常に人気があるため、公式サイトでのオンライン事前予約が必須です。当日券がない場合も多いので、旅の日程が決まったら早めに確保しておきましょう。

庭園内は整備されており、ゆったりと散策を楽しめました。サンローランの記念碑もあり、彼の美学が詰まった静寂な空間は、都会の喧騒を忘れさせてくれる最高の癒やしスポットです。

マジョレル庭園内にある、この庭園を愛し修復に尽力したデザイナー、イヴ・サンローランを称える記念碑。

マジョレル庭園に併設された展示室で紹介されている、イヴ・サンローランの煌びやかな作品やデザイン

建築美にため息!「バヒア宮殿」と隠れ家的な「ル・ジャルダン・セクレ」を巡る

次に訪れたのは、メディナの南側に位置する「バヒア宮殿(Bahia Palace)」です。

マラケシュのバヒア宮殿にある、繊細な幾何学模様のタイル装飾が施された美しい中庭

19世紀に当時の大宰相の邸宅として建てられたこの宮殿は、アラビア語で「輝き」を意味する名前の通り、モロッコ建築の粋を集めた豪華な空間です。 入場料は約100ディルハムですが、その価値は十分にあります。床や壁を埋め尽くす幾何学模様のタイル(ゼリージュ)や、天井の精巧な木彫り装飾には、職人の執念すら感じるほどの美しさがあります。

バヒア宮殿の窓にはめ込まれた、繊細な幾何学模様のステンドグラス。差し込む光が床に美しい色の模様を落としている様子

広大な中庭は写真映えも抜群で、光の差し込み方によって表情が変わるため、何枚も写真を撮ってしまいました。

マラケシュのバヒア宮殿にある、繊細な幾何学模様のタイル装飾が施された美しい中庭

さらに、メディナの迷路のような路地の中にひっそりと佇む「ル・ジャルダン・セクレ(Le Jardin Secret)」もおすすめの場所です。

ル・ジャルダン・セクレ

ジャマ・エル・フナ広場から徒歩15分ほどの場所にありながら、一歩中に入ると外の騒がしさが嘘のような静寂に包まれます。 ここは歴史的な邸宅を修復した施設で、伝統的な「イスラム庭園」と、世界中の植物を集めた「エキゾチックガーデン」の2つの異なる雰囲気が楽しめます。

マラケシュのメディナに隠れた「ル・ジャルダン・セクレ」の、緑豊かなイスラム式庭園の風景

入場料は別途かかりますが、カフェも併設されているため、観光の合間に座ってゆったりと過ごすのに最適な「大人の隠れ家」的なスポットです。

マラケシュのメディナに隠れた「ル・ジャルダン・セクレ」の、緑豊かなイスラム式庭園の風景

マラケシュは、ジャマ・エル・フナ広場の混沌としたエネルギーと、マジョレル庭園やバヒア宮殿に見られる洗練された美しさが共存する不思議な街でした。 移動はプチタクシーを賢く使いつつ、基本はゆっくりと自分のペースで歩くことで、この「赤い街」の魅力をより深く感じることができたと思います。 オンライン予約やチップへの注意など、少しの準備を整えておけば、ひとり旅でも心ゆくまで異国情緒を堪能できる素晴らしい場所ですよ。