チェコの南ボヘミア地方にあるチェスキークルムロフは、「世界一美しい街」と称えられる世界遺産の街です。 S字に流れるブルタバ川に抱かれたオレンジ色の屋根の街並みは、一歩足を踏み入れるとまるでおとぎ話の世界に迷い込んだような気分になります。
今回はプラハから日帰りで、この可愛らしい街を公共交通機関を使って満喫してきた様子をレポートしますね。
プラハからバスで3時間!チェスキークルムロフへの安心・快適なアクセス方法
プラハからチェスキークルムロフへは、長距離バスを利用するのが一番便利で一般的です。私も今回はバスを選びました。
チェスキークルムロフへのバスの予約と乗り場
バスは主にRegioJet(レジオジェット)」や「FlixBus(フリックスバス)」という旅行会社が運行しています。
バスの出発地はプラハ地下鉄B線の「Na Knížecí(ナ・クニーゼツィ)」駅に隣接するバスターミナルから出発します。
プラハからチェスキークルムロフへの所要時間は片道約3時間弱です。車窓からはチェコののどかな田園風景が広がり、移動中も飽きることがありません。
バスの料金は時期によりますが、片道およそ200〜300コルナ(約1,300〜2,000*程度と、とてもリーズナブルです。
RegioJetの黄色いバスは、車内で無料のホットドリンクサービスがあったり、各座席にモニターが付いていたりと非常に快適なので、女子旅にもぴったりですよ。人気の路線なので、日本から事前に公式サイトで予約しておくことを強くおすすめします。
まるで絵本の世界!チェスキークルムロフ城
街に到着してまず向かったのは、街のシンボルであるチェスキークルムロフ城です。13世紀に建てられたこのお城は、プラハ城に次いでチェコで2番目に大きな規模を誇ります。

チェスキークルムロフ城驚きのだまし絵「スグラフィット装飾」
お城の敷地内を歩いていて驚いたのが、壁の模様です。重厚な石積みの壁に見えますが、実はこれ、すべて平面に描かれた「だまし絵(スグラフィット装飾)」です!

16世紀のルネサンス期、石造りのお城に憧れた貴族たちが、予算を抑えつつ豪華に見せるために絵で表現したのが始まりだそうです。近くで見るとその細かさと立体感に圧倒されますが、遊び心があってとても可愛らしいですよね。
チェスキークルムロフ城城の塔からのパノラマビュー
城内にそびえるカラフルな「城の塔」には、ぜひ登ってみてください。狭い階段を上がった先には、オレンジ色の屋根が並ぶ街並みと、ゆったりと流れるブルタバ川が織りなす絶景が待っています。どこを切り取っても絵葉書のような美しさで、時間を忘れて眺めてしまいました。

歴史ある醸造所「エッゲンベルグ」で堪能!本場のチェコ料理と至福のビール時間
たくさん歩いた後のお楽しみは、やはり地元の美味しい食事とビール!今回は、歴史的な醸造所を改装したレストラン「Historický pivovar Český Krumlov(歴史的醸造所 チェスキークルムロフ)」を訪れました。
チェスキークルムロフ醸造所ならではの開放的な雰囲気
かつての醸造所跡というだけあって、店内は高いアーチ状の天井が広がり、とても開放感があります。重厚な木のテーブルが並ぶ空間は、中世のビアホールにタイムスリップしたような気分にさせてくれます。

絶品!チェスキークルムロフでいただいた本場のチェコ料理
こちらでいただいたのは、チェコの王道グルメです。
ヴェプロ・クネドロ・ゼロ
じっくり焼かれた柔らかいローストポークに、モチモチした食感の茹でパン「クネドリーキ」と、甘酸っぱいザワークラウトが添えられた国民食です。ソースの旨みがクネドリーキに染み込んで、ビールとの相性が抜群でした!

この場所で1560年から造られている伝統的なビールを飲みながら、生演奏のバイオリンやアコーディオンの音色に耳を傾けるひとときは、本当に贅沢な時間でした。

チェスキークルムロフは、その美しさだけでなく、歴史の息遣いや温かい食事、そしてゆったりと流れる時間が心地よい、魔法のような街でした。
プラハからの日帰り旅行は移動時間が長いですが、バスを選べば快適に、そしてリーズナブルにアクセスできるので、公共交通機関派の旅人にも安心です。 だまし絵のお城に驚き、塔の上から絶景を眺め、最後は歴史ある醸造所で地元の味に酔いしれる。 この街で過ごした一日は、きっとあなたのチェコ旅行の中で最も輝く思い出の一つになるはずです。 ぜひ、履き慣れた靴を履いて、この絵本の中のような世界を自分の足で歩いてみてくださいね。

