奄美大島観光 冬の夜にアマミノクロウサギと遭遇!ナイトツアー 女子旅車無し

こんにちは。みつです。年末に娘と奄美大島に旅行に行きました、
奄美大島を訪れたなら、絶対に体験してほしいのが夜の森を巡る「ナイトツアー」です。
特別天然記念物のアマミノクロウサギをはじめ、この島にしかいない貴重な生き物たちに出会える感動は一生の宝物になります。 今回は、送迎付きツアーの様子をたっぷりお届けしますね。

奄美大島ナイトツアー 送迎付きが安心 予約と準備

奄美大島ナイトツアーはガイドさん同行でじゃないといけません。今回は予約サイトの「ベルトラ(VELTRA)」で予約しました。

私が宿泊していた奄美大島の中心街・名瀬(なぜ)のホテルまで、無料送迎がついています。
今回のガイドの田中さんはとても親切で、ツアー中も奄美大島の動植物について詳しく教えてくれます。

この奄美大島ナイトツアーは現在とても人気があります。
実は奄美大島は個人で勝手に森へ入れません。奄美大島の貴重な自然を守るため、夜間の森への立ち入りには事前の許可(申請)が必要で、入山できる台数も決まっています。そのため、田中さんのようなプロのガイドさんが同行するツアーへの参加が必須となります。

夜の森は、街灯一つない完全な真っ暗闇です。道も車がようやくすれ違えるほどの細い山道が続きます。ガイドの田中さんの安全な運転に身を任せ、これから出会う生き物たちへの期待に胸を膨らませながら森へと進みました。

奄美大島の夜の森で天然記念物に遭遇!ヤマシギとケナガネズミ

森に入ってまず出会ったのは、野鳥のアマミヤマシギ(奄美山鴫)でした。

奄美大島の夜の道路を、ちょこちょこと歩いて横切る天然記念物のアマミヤマシギ

奄美大島や徳之島など、ごく限られた地域にだけ生息する日本固有種で、国の天然記念物にも指定されています。

ガイドさんがライトで照らしてくれた先には、体長35cmほどの丸っこいフォルムのアマミヤマシギがいました。
この鳥は翼が短くて長距離を飛ぶのが苦手なため、低く短く飛ぶのが特徴だそうです。私たちが近づくと、飛んで逃げるのではなく、ちょこちょこと小走りで車の前を横断していく姿がとても愛らしくて癒やされました。

次に見つけてくれたのは、ケナガネズミ(毛長鼠)です。

奄美の森の木に登り、木の実を探している日本最大級のネズミ、ケナガネズミ

奄美の森の木に登り、木の実を探している日本最大級のネズミ、ケナガネズミ

ケナガネズミは大型ネズミで、体長30cmほどあり、尻尾を含めるとさらに長く、日本最大級のネズミといわれています。

ガイドさんいわく、ケナガネズミは絶滅の危機も囁かれている貴重な存在だそうです。主に木の実を食べて暮らしていると聞き、ネズミが苦手な私でも「少し可愛いかも」と感じてしまいました。今回は、高い木の上に器用に登っていくケナガネズミを2匹も見ることができ、その意外な大きさに驚きました。

奄美大島の アマミノクロウサギ!ガイドが教える驚きの生態

ツアーの後半、ついにメインイベントであるアマミノクロウサギ(奄美野黒兎)にたくさん会うことができました!アマミノクロウサギは、1,000万年以上前の原始的な形質を残していることから「生きた化石」と呼ばれる、国の特別天然記念物です。

ナイトツアーの車内から、静かにアマミノクロウサギの様子を観察している風景

アマミノクロウサギの一番の特徴は、普通のウサギに比べて「耳が短い」こと。

ナイトツアーの車内から、静かにアマミノクロウサギの様子を観察している風景

そしてアマミノクロウサギは足も短く、ずんぐりした体型がたまらなくキュートです。ガイドさんは、アマミノクロウサギの驚きの生態についても教えてくれました。

  • 命がけの子育て:天敵のハブから子供を守るため、子供用の巣穴を掘り、普段は入り口を土でふさいで隠しています。
  • フンの場所:アマミノクロウサギは外敵を警戒し、周りが見渡せる広い場所でフンをする習性があります。そのため、大きな岩の上や、なんと道路の真ん中でもフンをします。

今回も、道路の真ん中でフンをしているウサギちゃんを発見できました!

道路の真ん中に立ち、短い耳をピンと立ててこちらを見つめるアマミノクロウサギ

ガイドさんによると、ウサギにも個性があって、車を見るとすぐ逃げる子もいれば、写真を撮りやすいようにじっとしてくれる子もいるそうです。最後に出会ったウサギちゃんは、こちらをじっと見つめてくれるサービス精神旺盛な子でした。

 巨大な豆 モダマに感動!夜の森で感じた自然の重み

ツアーの締めくくりに案内されたのが、世界最大級のマメ科植物「モダマ(藻玉)」です。

ライトに照らされた、ジャックと豆の木のモデルと言われる1メートル以上の巨大なモダマ

モダマは童話『ジャックと豆の木』のモデルになったといわれるツル植物で、その姿は圧巻でした。

夜の静寂の中、田中さんのライトに浮かび上がったモダマのさやは、なんと1メートル以上の長さがありました!太いロープのように木々に絡みつくツルは、まるで冒険映画のワンシーンのようです。

モダマの実は非常に硬く、海に落ちても腐らずに潮に乗って遠くの島まで漂流し、そこで発芽するのだそうです。「ジャングルの精霊の木」と呼ばれそうな幻想的な雰囲気に、思わず息を呑みました。

後日、このあたりを明るい昼間にも通ったのですが、夜のナイトツアーで感じた神秘的な体験とは全く別物に感じられました。真っ暗闇の中で出会う動植物たちは、昼間とは違う力強い生命力を放っています。奄美の豊かな自然を大切に守りながら観光することの意義を、肌で感じることができた素晴らしい夜でした。

 

奄美大島のナイトツアーは、単に珍しい動物を見るだけでなく、この島の生態系の深さを学べる最高の体験でした。