奄美大島を旅するなら、絶対に外せないグルメといえば「鶏飯(けいはん)」です。
鶏の旨みが凝縮された黄金色のスープをごはんにかけていただく、島が誇る最高のおもてなし料理。 今回は、名瀬(なぜ)の街中で公共交通機関を使って気軽に立ち寄れる、おすすめの2店を詳しくご紹介します。
奄美大島グルメ「鶏飯」の魅力とは?名瀬グルメ巡り
奄美大島の郷土料理「鶏飯」は、一見するとお茶漬けのようですが、その歴史と味わいはとても奥深いものです。 江戸時代、奄美が薩摩藩の支配下にあった頃、役人たちをもてなすための最高級料理として生まれたといわれています。当時は貴重だった鶏肉や卵をふんだんに使う、贅沢な「殿様料理」だったのですね。
基本的なスタイルは、どんぶりに盛った白いごはんの上に、ほぐした鶏肉、錦糸卵、甘辛く煮た干ししいたけ、そして「パパイヤ漬け」などの薬味をのせ、熱々の鶏ガラスープをたっぷりとかけていただきます。さっぱりしているのに鶏のコクが強く、旅の疲れが癒えるような優しいお味です。
今回のグルメ巡りの舞台は、奄美大島の中心地・名瀬です。
名瀬の「愛かな」で鶏飯とお刺身ランチ!奄美の豚カツ文化に驚きの発見
まず訪れたのは、地元の方にも観光客にも人気の「和知(わち) 愛かな」です。名瀬のメインストリート近くにあり、落ち着いた和の雰囲気が漂うお店です。

お店情報:奄美市名瀬幸町に位置し、ランチタイムは11:30〜14:00頃まで営業。
予算:鶏飯とお刺身がセットになった定食は、およそ1,500円〜1,800円程度で楽しめます。

こちらでいただいた「鶏飯とお刺身の定食」は、まさに奄美のいいとこ取り!「愛かな」の鶏飯は、透き通ったスープがあっさりとしていて、素材の味を引き立てる王道のスタイルです。薬味には青パパイヤの漬物を刻んだものや小ねぎが添えられていました。

そして、驚いたのがお刺身の美味しさです。東京ではなかなか見かけないほどの厚切りで、パサつきが一切なく、しっとりとしていて濃厚な旨みがあります。奄美大島は鶏飯だけでなく、実はお魚のレベルが非常に高いのです。
また、店内の半数ほどのお客さんが「とんかつ」を注文しているのにも驚きました。実は奄美大島の方は無類の豚肉好き!お祝い事には欠かせない食材であり、お酒を飲んだ後の「締め」にラーメンではなく「カツ丼」を食べるという文化があるほどとんかつが愛されているそうです。次はぜひ、その人気のとんかつも味わってみたいと思いました。
ホテルバイキング「あさばな」で鶏飯堪能!油ぞうめんなど郷土料理も満喫
次に向かったのは、ホテルニュー奄美内にあるレストラン「あさばな」です。こちらは、リーズナブルに島料理をたっぷり楽しみたい方にぴったりのスポットです。

お店情報:名瀬入舟町にあり、ランチはバイキング形式がメイン。
価格:大人1,300円(2026年現在)と非常にコスパが良いです。
「あさばな」の鶏飯は、スープが少し濃いめでコクがあり、ごはんとよく絡みます。薬味には刻んだたくあんや紅ショウガがあり、「愛かな」とはまた違った味わいを楽しめるのがバイキングの醍醐味。

バイキングの魅力は鶏飯だけではありません。奄美の家庭の味「油ぞうめん(あぶらぞーむん)」も並んでいました。油ぞうめんとは、茹でたそうめんを豚肉やニラ、しいたけなどと一緒に炒めた料理で、シンプルながらも出汁の味が効いていて箸が止まりません。さらに、トロトロに煮込まれた豚足もあり、コラーゲンたっぷりで女子旅には嬉しいメニューばかり。
こちらのお店はホテル内にあるので、一人でも入りやすい雰囲気です。名瀬のバスターミナルからも徒歩圏内なので、移動の合間のランチにも最適ですよ。
奄美大島の鶏飯は、お店ごとにスープの濃度や薬味の種類が異なり、食べ比べるのが本当に楽しいグルメです。 今回訪れた名瀬の「愛かな」と「あさばな」は、どちらも公共交通機関のバスで簡単にアクセスでき、ひとり旅でも気兼ねなく地元の味を堪能できる名店でした。 あっさりスープに感動するお刺身定食か、郷土料理を欲張りに楽しめるバイキングか、その日の気分で選んでみてください。 特に奄美のお刺身の分厚さと美味しさは、鶏飯と同じくらい感動すること間違いなしですよ。 栄養たっぷりの鶏飯と新鮮なお魚でパワーをチャージして、奄美大島の旅をもっと元気に楽しんでくださいね。
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