モロッコ・カサブランカ観光で絶対に外せない場所といえば、映画ファン憧れの聖地「リックカフェ」です。 名作映画『カサブランカ』の世界観を完璧に再現したこの場所で、アラフィフひとり旅ならではの贅沢な時間を過ごしてきました。 公共交通機関を使ったスマートなアクセス方法や、現地で出会った絶品ワインの魅力など、大人の女子旅に役立つ情報をたっぷりお届けします。

カサブランカ観光の憧れ!リックカフェは映画の舞台なの?
モロッコ最大の都市カサブランカを訪れるなら、誰もが一度はその名を耳にするのが「リックカフェ(Rick’s Café)」です。

ずっと1942年の有名な映画『カサブランカ』の舞台だと思っていましたが、実はこのお店、映画『カサブランカ』の実際の撮影に使われた場所ではないのです。
映画自体はすべてハリウッドのスタジオで撮影されましたたそうです。
ではなぜ、「リックカフェ」がカサブランカ観光の目玉なのかというと、一人のアメリカ人女性外交官が「映画の世界を現実のものにしたい!」と情熱を注ぎ、2004年に古い邸宅(リアド)を改装してオープンさせた場所だからです。
建物の中に一歩足を踏み入れると、そこには映画そのものの光景が広がっています。ヤシの木に囲まれた白い外観、アーチ型の装飾、そしてどこからか聞こえてくる名曲『アズ・タイム・ゴーズ・バイ』のピアノの音色……。映画ファンでなくても、その完璧な空間作りに圧倒されること間違いなしです。
カサブランカの公共交通機関を駆使してリックカフェへアクセス
女子のひとり旅、移動はできるだけ公共交通機関を使って賢く移動したいですよね。リックカフェは、カサブランカの旧市街(メディナ)のすぐ近く、港のエリアに位置しています。 一番わかりやすいルートは、カサブランカの主要駅である「カサ・ポール駅(Casa Port)」から歩く方法です。この駅には近郊列車や長距離列車が乗り入れており、駅からリックカフェまでは徒歩で約10分から15分ほど。海沿いの大通りを歩きながら、カサブランカの潮風を感じるお散歩コースとしても最適です。
夜に訪問する場合や、歩くのを避けたい時は、モロッコ名物の赤い「プチタクシー」を利用しましょう。カサブランカ市内からなら15〜20ディルハム(数百円程度)で到着します。ただし、リックカフェは非常に人気なので、特にディナータイムは数日前からの予約が必須です。公式サイトから簡単にメール予約ができるので、ひとり旅でも気兼ねなく席を確保しておきましょう!
モロッコワイン「ヴォリュビリア・グリ」をリックカフェの豪華な内装で味わう
リックカフェで私が今回いただいたのは、モロッコ産のロゼワイン「ヴォリュビリア・グリ(Volubilia Gris)」です。

「グリ」とはフランス語で「灰色」を意味しますが、実際には非常に淡く美しいピンク色をしたワインのこと。 モロッコ中部のメクネス近郊にある「ドメーヌ・ドゥ・ラ・ズーイナ」というワイナリーで作られているこのワインは、キリッとした辛口で、フルーティーな香りが特徴です。
カサブランカの爽やかな気候の中で、キンキンに冷えたヴォリュビリア・グリを喉に流し込む瞬間は、まさに至福のひととき。赤ワインや白ワインも豊富ですが、この淡いロゼはモロッコの強い太陽によく映えます。

お酒を楽しみながら、店内の吹き抜けを見上げると、美しい天窓から優しい光が降り注いでいます。

1階のバーカウンターでカクテルを作る音を聞きながら、2階にあるアンティークのカジノテーブルを眺めていると、自分が映画のヒロインになったかのような錯覚に陥ってしまいます。

ひとり旅だからこそ、自分のペースでこの贅沢な空間をじっくりと堪能できるのが嬉しいですね。
カサブランカのリックカフェを120%楽しむための注意点
最後に、リックカフェ観光を成功させるためのアドバイスをいくつか。
まず、このお店には「スマートカジュアル」のドレスコードがあります。ひとり旅だとつい動きやすさ重視の格好になりがちですが、ここでは少しお洒落をして出かけるのがマナーです。ショートパンツやビーチサンダルは避け、ワンピースや綺麗めのパンツスタイルで訪れると、お店の雰囲気にも馴染んでより素敵な時間を過ごせます。
また、店内の写真撮影については少し配慮が必要です。プロ仕様のカメラや三脚の使用は制限されることがありますが、スマホでのスナップ撮影なら快く許可してくれることが多いです。ただし、他のお客様のプライバシーを侵害しないよう、マナーを守って撮影しましょう。 ピアノの生演奏が始まる夜の時間帯は特に混み合うため、静かに空間を楽しみたい方は、ランチタイムや早めのディナータイムを狙うのも一つの手です。お会計の際は、素晴らしいサービスを提供してくれたスタッフへのチップ(10%程度)を忘れずに用意しておくとスマートです。
カサブランカのリックカフェは、映画の世界とモロッコの伝統が見事に融合した、大人女子にこそ訪れてほしい特別な場所でした。 公共交通機関を使って自力でたどり着き、冷えたモロッコワインを味わう体験は、ひとり旅の自信と素敵な思い出をさらに深めてくれます。 皆さんもカサブランカを旅する際は、ぜひこの「架空の現実」に足を運んで、時を忘れる贅沢を楽しんでみてくださいね。


